nMail.DLL
●解説
nMail.DLL はインターネットメール送受信ライブラリです。32bit 版と 64bit 版があります。プロトコルは SMTP(SMTP AUTH)/POP3(APOP)/IMAP4rev1 に対応しています。
OAuth 2.0 による認証にも対応しています。
SSL Version 3/TLS Version 1 による暗号化通信に対応しています。また、STARTTLS も使用できます。
ただし SSL/TLS については Windows 2000 以降(XP/Vista/7/8/10/11等) のみの対応となります。
文字コードの変換や、添付ファイル等の処理を DLL 側で全部処理するため、メールの送受信が楽に実現できます。
Visual C++/C#/Basic.NET/Basic 6.0, Delphi, C++Builder によるサンプルコードも公開しています。
●特徴
- MIME 拡張メッセージヘッダをデコードし、JIS コードがある場合 Shift JIS または Unicode(UTF-16) に変換して受信します。
- メール本文は JIS コードを Unicode(UTF-16) または Shift JIS コードに変換して受信します。
- UTF-8 によってエンコードされているメールも変換できます。
- POP3 over SSL/TLS, IMAP4 over SSL/TLS を使用して暗号化された通信を行うことができます。
SSL Version 3, TLS Version 1 に対応しています。また STARTTLS を使用して通常の接続後に通信の暗号化を行うこともできます。 - POP3, IMAP4 の OAuth 2.0 による認証に対応しています。
- 受信時に添付ファイルを指定ディレクトリに自動展開します。分割された添付ファイルも結合して展開できます。
- RFC 2231 によってエンコードされたファイル名をデコードできます。
- MIME マルチパートの HTML パートをファイルに保存できます。
- HTML パート内に画像ファイルが添付されている場合、タグのファイル名を変換してそのまま Internet Explorer 等で開けるようにします。
- IMAP4rev1 の場合、MIME 構造を取得し、指定のパートだけを取得したり、ファイルに保存することもできます。
- IMAP4rev1 で利用可能な機能は下記の通りです。
- メールボックス一覧の取得、選択、作成、削除、名前変更、購読、購読解除、情報取得
- メールの取得、検索、コピー、削除マークの付加、削除の実行、メッセージフラグの追加、削除、更新
- メールをメールボックスに格納
- メールの MIME 構造の取得、指定のパートの取得およびファイルに保存
- 名前空間の取得
- IDLE 機能による受信メール通知
- ヘッダに Shift JIS または Unicode(UTF-16) の 2bytes 文字があった場合、JIS コードに変換後 MIME拡張メッセージヘッダによるエンコードをして送信します。
- メール本文は Shift JIS または Unicode(UTF-16) を JIS コードに変換して送信します。その際に半角カナは全角カナに変換して送信します。
- ファイル名をフルパスで指定するだけで添付ファイルとして送信できます。
- 日本語のファイル名は一般的なメーラで受信可能な MIME B エンコードで変換しています。オプション指定で RFC 2231 によるエンコードも可能です。
- SMTP AUTH(PLAIN, LOGIN, CRAM-MD5, DIGEST-MD5, OAUTH2) に対応しています。
- SMTP over SSL/TLS を使用して暗号化された通信を行うことができます。
SSL Version 3, TLS Version 1 に対応しています。また STARTTLS を使用して通常の接続後に通信の暗号化を行うこともできます。 - HTML メールを簡単に送信出来ます。携帯電話へのデコメール(デコレーションメール)も簡単に送信できます。
- すでに読み込んであるメールのデータから、添付ファイルを展開できます。分割された添付ファイルも結合できます。
- OAuth 2.0 の認可コード取得、リフレッシュトークンおよびアクセストークンの取得が可能です。state や PKCE にも対応しています。
●対応 OS
Windows95/98/Me/2000/XP/Vista/7/8/10/11(32bit版)WindowsXP/Vista/7/8/10/11(64bit版)
SSL/TLS は 2000/XP/Vista/7/8/10/11 のみ使用可能です。
●権利等
著作権は有限会社軟式が保持しています。個人的な使用や、学校等での教育目的の使用についてはフリーです。
またフリーソフトへの添付も可能です。
商用での使用はsupport@nanshiki.co.jpまでご連絡ください。
使用料は \5,000~\100,000 (消費税別) の範囲で、使用形態によって変わります。
●ダウンロード
nMail.DLL Version 4.04- 32bit 版開発用一式セット (1,519,706 bytes)
- 64bit 版開発用一式セット (1,544,863 bytes)
- Visual C++ サンプル (231,994 bytes)
- Visual C# サンプル (109,165 bytes)
- Visual Basic.NET サンプル (109,499 bytes)
- Visual Basic 6.0 サンプル (42,071 bytes)
- Delphi サンプル (73,383 bytes)
- C++ Builder サンプル (90,500 bytes)
ヘルプファイルの中身が正常に表示されない場合、nMail.chm/nMailNet.chm を右クリックしてプロパティを選択し、セキュリティ:許可する(K)のチェックを入れるか、ブロックの解除(K)ボタンを押してください。
●変更履歴
Version 4.03 (2021/ 7/ 2)
- OAuth 2.0 認可コードが正しく取得できない場合があったのを修正しました。
- NMailHttpGetPost に PUT/DELETE 指定オプションを追加し、返値やオプション定義値を変更しました。
- NMailHttpGetPost の応答ヘッダを NMailGetMessage で取得する機能を追加しました。
- NMailMakeRandomString のオプション定義名を修正しました。
- TLS 1.2/TLS 1.3 を指定可能となるよう修正しました。
TLS 1.3 は Windows 11 はそのまま使用可能ですが、Windows 10ではレジストリの設定が必要です。また、Windows 8.1 以前では使用できません。
●特定商取引法に基づく表記
特定商取引法に基づく表記